壁紙選びで変わる!書斎をおしゃれにする重要アイテム

壁紙選びが重要な理由

素敵な部屋は必ずと言っていいほど統一感があります。そして部屋の壁紙選びは、統一感のある空間作りの重要なアイテムです。壁は部屋の中で最も広い面積を占め、その色や質感が全体の雰囲気を左右します。例えば、明るい壁紙なら開放感が生まれ、落ち着いた色ならリラックスできる空間にしてくれます。家具や照明と違って簡単に変えられない場合もあるので、慎重に選ぶことが大切です。
相性の悪い壁紙を選んでしまうと、部屋の統一感が崩れて居心地が悪くなることもあります。
だからこそ、きちんと勉強して自分の好みに合った壁紙を選んで、理想の空間をレベルアップさせませしょう。特に書斎は仕事や趣味の時間を過ごす場所なので、壁紙一つで快適さがぐっと変わり充実した自分だけの時間が過ごせます。
統一感のある部屋のポイント
色の相性を考える
部屋に統一感を出すには、色の相性が鍵です。これは「カラーハーモニー(色彩調和)」というインテリアデザインの基本に基づいています。
例えば、暖色系(赤やオレンジ)と寒色系(青や緑)を混ぜすぎると、視覚的に落ち着かず、散漫な印象に。色彩心理学の研究でも、色のコントラストが気分に影響することがわかっています。
(出典:Journal of Environmental Psychology)
一方、ベージュとブラウン、グレーとホワイトのような同系色や補色を選ぶと、自然な調和が生まれます。インテリアデザインの教科書にも載っているカラーの基本になります。
(出典:The Interior Design Reference & Specification Book)
壁紙と家具、小物などの色の相性を理解していれば、空間全体が一体感のあるデザインになります。特に集中力を必要とする作業をおこなう書斎では、壁紙の色選びで集中力や落ち着きを高られる環境を心がけましょう。
色の比率でバランスを
色は相性を理解し選ぶことも大切ですが同じぐらい、比率も統一感を決める重要な要素です。
インテリアデザインでは「70:25:5の法則」がよく使われています。これを部屋に置き換えて考えると、ベースカラー(壁や床)が70%、メインカラー(家具やカーテン)が25%、アクセントカラー(小物や飾り)が5%というバランスになります。この法則は「60:30:10ルール」から派生したもので、アメリカのデザイン実践で広まりました。
(出典: Better Homes & Gardens)

壁紙はベースカラーになることが多いので、部屋のトーンを決める役割を担います。この比率を守れば、視覚的なバランスが整い、統一感のある洗練された部屋になります。壁紙をベースに家具を合わせると、すっきりした空間が完成します。
壁紙で書斎の印象を変える
アクセントクロスで手軽にチェンジ
壁紙を全部変えるのは大変ですが、アクセントクロスなら簡単に雰囲気を変えられます。アクセントクロスとは、部屋の一面だけに違う色や柄の壁紙を貼る方法で、空間にメリハリを与えてくれます。
例えば、書斎のデスク裏に深いブルーやグレーのアクセントクロスを貼れば、落ち着いた雰囲気で集中力もアップ。面積が小さいので、失敗しても修正しやすく、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。書斎をおしゃれ度を一段階引き上げたい方は、アクセントクロスに挑戦してみてください。
人気の書斎スタイル3選
コロナ禍の在宅ワークから書斎にこだわる方が増え、商品ラインナップも増えました。その中でもよくみられる書斎にも代表的なもの3つ出てきました「ブラックウォールナット」「ホワイト」「ナチュラル」の3種類が代表的です。ここではそれぞれの特徴をご紹介します。
壁紙選びの前に、自分の書斎がどのタイプに近いのか?近い書斎があれば壁紙選びのイメージとして、ご覧ください。
ブラックウォールナットの書斎
ブラックウォールナットのインテリアは、深みのあるダークブラウンが特徴で、高級感と落ち着きを両立。モダンで洗練された書斎を求める人に人気で、重厚感の中に温かみがあります。長時間作業する空間に最適です。

落ち着いた空間で集中してPC作業をしたいので、私はブラックウォールナットを選びました。
ブラックは高級感があるカラーなので意識高く制作に挑めます。
ブラックとウォールナットをベースにしてグリーンやグレーを入れてます。
グレーを取り入れブラックとのグラデーションの組み合わせもおすすめです。

ホワイトの書斎
ホワイトを基調にした書斎は、明るく清潔感のある空間が魅力です。ミニマリストやシンプルなデザインが好きな人に支持され、集中力と開放感を保てる空間になっています。光を反射する効果で、狭い部屋でも広く感じられるのがポイントです。

”わいせん”さんのPCルームは清潔感・清涼感があり気持ちよく作業ができそうです。

ナチュラルウッドの書斎
ナチュラルウッドは、木の温もりを活かした優しい雰囲気が人気。木目調の家具と合わせて、リラックスしながらクリエイティブな発想が生まれる書斎になります。自然派や北欧スタイルが好きな人におすすめです。

ナチュラルテイストなら”なおゆー”さんの書斎の雰囲気が素敵です。
ウッドの温かみとドライフラワーの優しさが溢れています。



書斎に合う壁紙のカラー
各スタイルにぴったりの色
書斎のスタイルに合った壁紙を選ぶと、さらに魅力的な空間にレベルアップします。
好きな書斎のスタイルが決まったら、素敵な壁紙を選びましょう!
ここでは「70:25:5の法則」に沿って、色の比率にも注目して素敵なお部屋を見ていきましょう。
ブラック・ウォールナットとマッチする壁紙
ブラックウォールナットの書斎には、ダークブルーやグレーなどチャコールカラーの壁紙がおすすめ。ダークグレーはウォールナットと調和し、モダンで落ち着いた印象にしてくれます。ダークブルーやブルーグリーンは高級感を強調し、長時間過ごしても疲れにくい空間を作ります。
植物のグリーンやホワイトとの相性がよく、良いアクセントカラーになってくれます。

”niji_RM”さんのお部屋が素敵でしたので紹介させていただきます。ブラック・ウォールナットのインテリアにダークブルーの壁紙が調和して高級な雰囲気が出ています。
ホワイトの壁紙では出すことのできない大人空間が素敵ですね。

ホワイトとマッチする壁紙
ホワイトの書斎には、淡いグレーとペールブルーが相性抜群。淡いグレーは清潔感を保ちつつ柔らかなアクセントに、ペールブルーは集中力を高め爽やかな雰囲気をプラスします。差し色にはブラックやオレンジがよく、ケーブルや小型のガジェットのカラーを使う事がおすすめです。

”わいせん”さんのホワイトの書斎ですが壁紙が間グレーの壁紙が取り付けられています。このグレーの壁紙の影響でインテリアのホワイトが際立ちます。清潔感がより強調され、コンクリート・モルタルのような質感がおしゃれ度をアップさせてくれます。
ホワイトだけだと平面的な部屋になりがちです。壁紙に淡い色を取り入れてよりホワイトを強調させることができます。

ナチュラルウッドとマッチする壁紙
最後に、ナチュラルウッドの書斎には、クリーム色とライトベージュの壁紙が最適です。クリーム色は木の温もりを引き立て、ライトベージュは自然に馴染んで穏やかな空間に仕上げます。ブラックやシルバーのインテリアが差し色となり穏やかな空間の中にも引き締まった印象が加わります。

”なおゆー”さんのお部屋では少し柄の入った淡いベージュの壁紙が貼られています。ドライフラワーと白を組み合わせると冷たい感じが強くなってしまいますので、ベージュで調和して暖かみを演出しています。電球色の間接照明も見逃せないポイントです。
調和が取れていて、映画のワンシーンのようなお部屋ですね。
ハーブティが飲みたくなるようなお部屋です。

部屋にこだわりを持っている方は壁紙選びもしているのがわかると思います。
カラーの比率、相性を考えて書斎の壁紙にもこだわりましょう。
注意点としては壁紙を白から変える場合は、照明の反射が減ってしまい部屋が暗くなってしまいます。白は照明を反射して明るくする効果があることが原因です。必要な場合は照明の光量をアップさせてください。
設置型の照明をおくことで簡単に光量はあげられます。
雰囲気のある照明を設置すれば部屋の雰囲気はさらにアップします!



壁紙選びのポイント
貼って剥がせる壁紙が便利
賃貸物件や気軽に模様替えを楽しみたい方には、「貼って剥がせる壁紙」が非常におすすめです。専用の糊を使わずに貼れるタイプが多く、壁を傷めずに取り外せるのが大きな魅力。季節や気分に合わせて気軽に雰囲気を変えられるため、インテリアを楽しむ自由度がぐんと広がります。
特に書斎のような限られたスペースでは、壁一面だけにアクセントとして取り入れるだけでも、印象を大きく変えることができます。DIY初心者の方でも扱いやすいため、初めての壁紙リフォームにも最適です。

素材の選び方
壁紙の素材はどう選ぶ?
壁紙には、ビニール、紙、布など、さまざまな素材があります。それぞれに特徴があるため、用途や空間に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、ビニール素材は耐久性が高く、汚れも落としやすいため、日常的に使う空間にぴったりです。紙素材はコストを抑えつつ、ナチュラルな雰囲気を演出できます。布素材は高級感と温かみがあり、落ち着いた大人の空間づくりにおすすめです。
書斎のように長時間過ごす場所では、素材の手触りや質感が空間の居心地に大きく影響します。耐久性や予算だけでなく、自分のライフスタイルに合った素材を選ぶことで、より快適で満足度の高い空間が生まれます。

おすすめのサイズは幅約45〜60cmのシートタイプ
このサイズ感は、貼り作業のしやすさと仕上がりの美しさのバランスが良く、個人作業でも無理なく扱えるのが特長です。特に狭い場所や一面だけ貼り替えるアクセントクロスとして使用する場合には、扱いやすく失敗も少ないため安心です。
一方で、大判サイズは一気に広い範囲をカバーできるものの、慣れていないと空気が入りやすく、作業が難しく感じることも。まずは小回りの利くサイズから始めることで、ストレスなくきれいな仕上がりが期待できます。
壁紙の柄・種類
壁紙の種類を知って、空間づくりに活かす
壁紙には、無地・柄物・テクスチャー付きなど、さまざまな種類があります。
無地タイプはシンプルで空間をすっきりと見せてくれるため、どんなインテリアにも馴染みやすく、飽きがこないのが魅力です。柄物は空間にアクセントを加えたいときや、個性を演出したいときにおすすめ。控えめなパターンを選べば、大人の落ち着きを損なわずにおしゃれな雰囲気を演出できます。テクスチャー付きの壁紙は、光の当たり方で陰影が生まれ、奥行き感や高級感を感じさせることができるのが特長です。
特に書斎のように長時間を過ごす空間では、視覚的な心地よさが集中力や気分にも影響を与えます。無地のベースに、柄やテクスチャーを部分的に取り入れると、バランスの取れた上質な空間が完成します。質感やデザインの違いを上手に活かして、自分らしい書斎づくりを楽しんでみてください。
壁紙で理想の書斎を
壁紙選びは、部屋や書斎の雰囲気を決める重要な要素です。色の相性や比率で統一感を演出できます。まずはお気に入りの壁紙を探してみましょう。
(色の相性と比率には注意してくださいね)
壁紙が見つかれば、あとはメジャー・カッター・ハケがあればスタートできます。より自分好みの空間を手に入れるためまずは、アクセントクロスから挑戦してみましょう。
ぜひ壁紙にもこだわって、快適でおしゃれな書斎を作ってみてください。仕事や趣味の時間がもっと充実します!