iPhoneユーザーのためのおすすめモバイルバッテリー7選
モバイルバッテリーは必須の時代
現代の生活において、スマートフォンやタブレット、ノートPCといったデバイスは欠かせないものとなっています。加えて近年の猛暑下での必須アイテム『ハンディファン』の充電切れは死活問題です。こういった電子機器の持ち運び増加に伴い、外出中や移動中に電池切れの不安を解消してくれるモバイルバッテリーの需要も高まっています。しかし、モバイルバッテリーの種類や機能は多岐にわたり、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。この記事では、モバイルバッテリーの基礎から選び方、そして最新のおすすめモデルまで、詳しく解説していきます。
モバイルバッテリーのお勉強
基本機能
モバイルバッテリーは、外出先でスマートフォンやタブレット、ノートPCなどのデバイスを充電するための携帯型充電器です。内部には主にリチウムイオン電池が搭載され、USB端子を介してデバイスに電力を供給します。最近ではワイヤレス充電にも対応したモデルも登場しており、利便性がさらに向上しています。
モバイルバッテリーは、電源が確保できない場所でもデバイスのバッテリー残量を気にせずに使用できるため、ビジネスや旅行、アウトドアでの重要なアイテムです。
いつでも充電ができる
スマホのバッテリーを気にせず使える
スマホ以外の充電にも使える
災害時に活躍する
モバイルバッテリーの種類
モバイルバッテリーには、用途や使用するデバイスに応じてさまざまな種類があります。
選ぶ際には以下の項目に注意し、充電回数やライフシーンを考慮して選びましょう
バッテリー容量
バッテリー容量は、モバイルバッテリーが蓄えられる電力量を示し、mAh(ミリアンペアアワー)という単位で表されます。数値が大きいほど、より多くの電力を蓄えられます。ただし、表示容量の全てが使用できるわけではありません。変換ロスにより、実際に使用できる容量は表示の70-80%程度になることが一般的です。
小容量 | 5,000mAh以下 | iPhone充電約1回分 軽量で日常使いに最適、コンパクトさが◎ |
中容量 | 5,000-10,000mAh | iPhone充電約2回分 旅行で役立つバランスタイプ、バッテリー残量を気にせず使える |
大容量 | 10,000mAh以上 | iPhone充電3回以上 タブレット・ノートPCを使う方向け、重さ大きさに注意 |
充電(出力)方式
モバイルバッテリーを使う時、スマホだけの充電ですか?それとも別の機器も充電しますか?それによって選ぶモバイルバッテリーが変わってきます。
まず自分に必要な端子(差し口)の種類を確認してください。最近のモバイルバッテリーは複数の端子があります。例えば『USB-cが2つ』『USB-Aが1つ』装備されているものもあります。
次に必要な充電方式を確認してください。USB-cやUSB-Aを使った有線式か、ワイヤレス充電やMagSafeタイプもあります。
私の場合スマホは急速充電したいので『USB-c』、Apple Watchの充電もしたいので『ワイヤレス充電』が必要になります。
充電方式 | 主な特徴 | 最大出力 | 対応デバイス |
---|---|---|---|
USB-A | 一般的で広く普及、減少傾向 | 最大12W | 色々なガジェットで使用されている |
USB-C | 高速充電、リバーシブル | 最大240W | iphone15-、Android、ノートPC他 |
ワイヤレス充電 (Qi) | コード不要おくだけ充電 | 最大15W | Qi対応デバイス Apple Watch |
MagSafe | ワイヤレス、磁気接続 コード不要 | 最大15W | iPhone 12以降、他 専用の磁気アタッチメントが必要です。 ケーブルは不要です。 |
これらの充電方式は、デバイスの種類や世代によって対応が異なるため、使用するデバイスに合わせて適切な充電器やケーブルを選択することが重要です。
急速充電機能
急速充電機能は、モバイルバッテリーの選び方において重要なポイントです。充電時間を大幅に短縮できるため、忙しい人には特におすすめです。
Power Delivery(USB PD)
USB Power Delivery (USB PD)は、Qualcomm社が開発したUSB Type-C端子を使用した高効率な給電規格です。
最大100W(一部240W)の電力供給が可能で、スマートフォンからノートPCまで幅広いデバイスに対応します。機器間で自動的に最適な電圧・電流を設定し、安全かつ高速な充電を実現。1つの充電器で複数のデバイスに対応できる利便性も特徴です。
Quick Charge(QC)
Quick Chargeは、Qualcomm社が開発した急速充電技術です。
通常のUSB充電よりも高速に充電できる規格で、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに広く採用されています。
この技術の特徴は、デバイスと充電器間で最適な電圧を自動的に選択し、効率的な充電を行うことです。例えば、Quick Charge 3.0では3.6V〜20Vの範囲で200mV刻みの電圧調整が可能で、デバイスの状態に応じて最適な電力を供給します。
Quick Chargeは進化を続け、最新のバージョンではより高速で効率的な充電が可能になっています。また、バッテリーの寿命を考慮した安全な充電も特徴の一つです。対応デバイスと充電器を組み合わせることで、短時間で大幅な充電が可能となり、ユーザーの利便性を高めています。
- USB PDとQCの違い詳しく知りたい方はこちら
-
Quick ChargeとPower Delivery (PD)は、どちらも急速充電技術ですが、いくつかの重要な違いがあります。
1. 開発元:
- Quick Charge: Qualcomm社が開発
- Power Delivery: USB-IF (USB Implementers Forum)が開発2. 対応デバイス:
– Quick Charge: 主にQualcommのSnapdragonプロセッサを搭載したAndroidデバイス
- Power Delivery: より広範なデバイス(スマートフォン、タブレット、ノートPCなど)に対応3. 最大出力:
- Quick Charge: バージョンによって異なるが、最大100W
- Power Delivery: 最新バージョンで最大240W4. 電圧調整:
- Quick Charge: 3.6V〜20Vの範囲で200mV刻みの細かい調整が可能
- Power Delivery: 5V、9V、15V、20Vなどの固定電圧を使用5. コネクタ:
- Quick Charge: USB-A、Micro-USB、USB-Cなど様々
- Power Delivery: 主にUSB-Cコネクタを使用6. 互換性:
- Quick Charge: 基本的に下位互換性あり
- Power Delivery: USB-PDに対応していれば、メーカーを問わず互換性あり7. 普及度:
- Quick Charge: Android端末を中心に広く普及
- Power Delivery: より幅広いデバイスで採用が増加中両技術とも高速充電を実現しますが、Power Deliveryはより汎用性が高く、今後のスタンダードになる可能性が高いと言えます。
モバイルバッテリーの選び方
2.1 容量と重量
モバイルバッテリーの容量は、どれだけの電力を蓄えられるかを示す重要な指標です。容量が大きいほど多くのデバイスを充電できますが、重さやサイズが大きくなるデメリットもあります。持ち運びやすさとのバランスを考えて購入しましょう。
容量:3,000〜5,000mAh
1日外出する程度であれば、この容量で十分対応できます。通勤やちょっとした旅行に最適です。
重量:100-200g
軽くてかさばらないので、ポケットやバッグの中でも気になりません。
容量:5,000〜10,000mAh
タブレットを頻繁に使用する人は、このクラスの容量が最適です。旅行中でもバッテリーを気にせず動画撮影ができます。
重量:200-400g
少し重さを感じるレベル。バックの中でも幅をとります。
容量:10,000m〜20,000Ah
大容量モバイルバッテリーは、出張や長時間の作業においてノートPCの電源確保に便利です。
重量:400g-
重さやサイズが気になります。携帯するカバンよりも、キャリケースなどに入れておいた方が行動中の負担になりにくいでしょう。
おすすめのモバイルバッテリー
モバイルバッテリーの性能、用途がわかったところで人気のモバイルバッテリーをご紹介してきます。使うシーンを想像しながら選んでください。みなさんの生活をサポートしてくれる商品を選びましょう。
スマホとノートPCを使うから10,000mAhは欲しいな。
外出中に子供に動画を見せるから、大容量がいいな。
飲み会前に一回分充電ができればOK!日中持ち歩くので軽量は必須!
性能も大切ですが日頃カバンに入れて持ち歩きますので、見た目から気に入ったものを選んでもOKです。
おすすめのモバイルバッテリー6選
321 MagGo Battery (PowerCore 5000) / Anker 携帯性
- サイズ: 93 x 64 x 15 mm
- 容量: 5000mAh
- 重量: 約124g
- ポート数: Magsafe、USB-C x 1
- 急速充電: 非対応
コンパクトで携帯性に優れたMagSafe対応モバイルバッテリー。5000mAhの容量でiPhoneを約1回フル充電可能。強力な磁石でiPhoneにしっかり固定され、ワイヤレス充電に対応。USB-Cポートも搭載し、有線充電も可能。薄型デザインで持ち運びやすく、MagSafe対応スマホであれば装着したままでも使用可能。5色のカラーバリエーションで、好みに合わせて選べる。
MagGo Power Bank (For Apple Watch) / Anker 利便性
- サイズ: 95 x 51 x 33 mm
- 容量: 10000mAh
- 重量: 約250g
- ポート数: USB-C x 1 USB -Cケーブル ワイヤレス充電
- 急速充電: 対応 (35W)
MagSafe対応iPhoneとApple Watchを同時に充電できる多機能モバイルバッテリー。10000mAhの大容量で、iPhoneを約2回フル充電可能。35Wの高出力USB-Cポートを搭載し、iPadなども急速充電可能。Apple Watch用の充電パッドを内蔵し、3台同時充電に対応。折りたたみ式スタンド機能付きで、充電しながら動画視聴などが可能。ディスプレイを搭載しておりバッテリー残量やリアルタイムの出力を確認できる。
Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion) / Anker 汎用性
- サイズ: 115 x 44 x 42 mm
- 容量: 9600mAh
- 重量: 約308g
- ポート数: USB-C x 2
- 急速充電: 対応 (65W)
高出力かつ多機能なモバイルバッテリー。9600mAhの容量と65Wの出力で、ノートPCも急速充電可能。ACプラグ内蔵で充電器としても使用可能。デジタルディスプレイでバッテリー残量を正確に表示。USB-CとUSB-Aポートを搭載し、複数デバイスの同時充電に対応。折りたたみ式のプラグを搭載しているため単体での充電が可能。ディスプレイも搭載しており残量と充電出力を確認できるコンパクトながら高性能で、出張や旅行に最適な商品。
SMARTCOBY Pro SLIM CABLE / CIO 軽量性能
超薄型設計の高性能モバイルバッテリー。内蔵ケーブル付きで便利。10000mAhの容量ながら、厚さわずか17.8mm、重量189gを実現。35Wの出力で多くのデバイスの急速充電に対応。PPS対応で幅広い機種に最適な電圧を供給。パススルー充電機能搭載で、バッテリー本体の充電中でも他のデバイスを充電可能。ドットLEDディスプレイでバッテリー残量を確認できる。
- サイズ: 101.5 x 64.5 x 17.8 mm
- 容量: 10000mAh
- 重量: 約189g
- ポート数: USB-C x 2(内蔵ケーブル1本含む)
- 急速充電: PPS / PD3.0 / QC4.0+対応 (最大35W)
SMARTCOBY Pro SLIM / CIO 【コンパクト+汎用性】
- サイズ: 148 x 72 x 16 mm
- 容量: 10000mAh
- 重量: 約190g
- ポート数: USB-C x 2 USB-A
- 急速充電: USB PD3.0 QC4.0+対応 (35W)
超薄型設計と高性能を両立したモバイルバッテリー。10000mAhの容量で、厚さ16mmの薄型ボディを実現。35Wの出力と急速充電対応で、多くのデバイスの急速充電が可能。パススルー充電機能搭載で使い勝手が良く、持ち運びやすさと性能を兼ね備えた製品。
PowerCore III Elite 25600 87W / Anker 【バッテリー容量】
- サイズ: 183.5 x 82.4 x 24 mm
- 容量: 25600mAh
- 重量: 約573g
- ポート数: USB-C x 2, USB-A x 2
- 急速充電: 対応 (最大87W)
大容量・高出力のハイエンドモバイルバッテリー。25600mAhの大容量で、スマートフォンを複数回充電可能。87Wの高出力でMacBook ProなどのノートPCも急速充電可能。USB-CとUSB-Aポートを複数搭載し、最大4台同時充電に対応。PowerIQ 3.0技術搭載で、各デバイスに最適な電力を供給。長期の外出や出張に最適。
Storm2 Slim Power Bank / SHARGE 【デザイン性】
- サイズ: 156 x 65 x 30.4 mm
- 容量: 20000mAh
- 重量: 約450g
- ポート数: USB-C x 1, USB-A x 1
- 急速充電: USB PD対応 (最大130W)
大容量ながらスリムなデザインが特徴のモバイルバッテリー。20000mAhの容量を持ちながら、薄型設計を実現。最大130Wの超出力で急速充電に対応し、スマートフォンやタブレットを効率的に充電可能。USB-CとUSB-Aポートを搭載し、複数デバイスの同時充電が可能。スマートディスプレイと搭載しておりバッテリーの残量、出力/入力、動作時間をリアルタイムで確認ができます。洗礼されたデザイン、高性能と携帯性を両立した製品。
モバイルバッテリーの使い方
モバイルバッテリーを長く使うためには、適切な使用方法が必要です。以下のポイントに気をつけましょう。
充電方法と注意点
- 初回使用前には必ず完全充電を行う
- 純正のケーブルを使用し、バッテリーやデバイスを守る
- 過充電はバッテリーの寿命を縮めるので、満充電後はすぐにコンセントから外す
効率的な使用法
モバイルバッテリーの寿命を延ばすためには、以下のような使い方を心がけましょう
- 充電残量を20-80%の間で保つと、バッテリーの劣化を防ぐことができます。
- 極端な高温や低温の環境での使用は避けましょう。
- 長期間使わない場合は、50%程度の充電状態で保管するのが理想です。
複数デバイスの同時充電
複数のデバイスを同時に充電する際は、出力の高いポートを優先的に使用し、効率よく充電を進めましょう。また、デバイスごとの充電優先順位を考えて使うと、全体的な充電時間を短縮できます。
モバイルバッテリーのメンテナンス
使用時の注意点
- 水濡れや過度な衝撃には十分に注意しましょう。
- モバイルバッテリーが異常な発熱や膨張を見せた場合、直ちに使用を中止し、メーカーに連絡することが大切です。
保管方法
- 直射日光の当たらない、涼しく乾燥した場所で保管するのがベストです。
- 長期保管する際は、3-6ヶ月に一度充電を行うとバッテリーの劣化を防ぐことができます。
寿命を延ばすためのヒント
- バッテリーを過放電させないために、定期的に充電を行いましょう。
- 適切な温度環境で使用・保管することで、バッテリーの寿命を延ばせます。
- 必要以上に充放電サイクルを繰り返さないことも、寿命を保つ秘訣です。
まとめ
モバイルバッテリーの選び方のポイント
モバイルバッテリーを選ぶ際には、使用目的に合った容量や携帯性、そして対応する充電規格を確認することが重要です。自身のライフスタイルに合ったバッテリーを選び、外出先でも安心してデバイスを使用できるようにしましょう。
以上がモバイルバッテリーの完全ガイドです。このガイドを参考に、あなたに最適なモバイルバッテリーを見つけ、快適なモバイルライフを楽しんでください。